Honda Research Institute JP

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Research / 研究領域

Our Goal / 研究のねらい

人の幸せに貢献する
知能システムの開発を
目指して

ホンダは創業以来、「人を知ること」をものづくりの根源としてきました。そんなホンダグループの研究機関として、HRIがスマート化社会のなかで目指すのは、単に利便性を向上させるだけではなく、人々の満足や喜びを与えることを中心にインタラクションする知能システムの開発です。「人生100年時代」といわれる現代において、人生のあらゆるステージにいる人に対し、一人ひとりがありたい自分に近づくためのサポートを実現して行きたいと考えています。

Cooperative Intelligence:
人によりそう人工知能

そのためにHRIがフォーカスしている「Cooperative Intelligence=人によりそう人工知能」とは、人との協調や協力に重点を置いた人工知能です。

機能重視の人工知能に対し、Cooperative Intelligenceにおいて重視するのは、人と知能システムがインタラクション(互いに作用・影響を与える)する際に必要な信頼関係の構築です。知能システムがタスクを自律的に実行できる場合でも、人と知能システムが互いにインタラクションし、協力することが望ましいと考えています。これにより、さまざまな状況においてその人に応じたサポートができます。

たとえば、人工知能がこんなふうによりそってくれたら……
人と人のつながりづくり
さまざまなシーンで新たな人やグループとのつながりをサポートしてくれる。たとえば多様な人が集まる場で、輪に入りたいときにそっと勇気づけてくれる。
言葉にできないあの感覚を再現
経験からくる勘やコツをもとに知能技術で助けてくれる。たとえば、レシピにできない家庭の味の肝をその場に合わせて教えてくれる。
あなたの気持ちをわかってくれる
今日の気分や状況に合わせた提案をしてくれる。また、その人自身が気づいていないことを教えてくれるなど、人の能力を補完しながらサポートしてくれる。
街のなかのいろいろな場所で
さまざまな世代、人種の人々が助け合って暮らす世界のなかで、知能システムがそのコミュニケーションをスムーズにし、より良いつながりを増やしてくれる。そんな未来をつくりたいと考えています。

Intelligent Communication &
Social Interaction

「人によりそう人工知能」を実現するために、HRI-JPはハード・ソフトのエンジニアリングだけでなく、脳科学、システム科学、心理学、社会倫理学などから多面的アプローチを行なっています。なかでも特に重きを置くのは、Intelligent CommunicationとSocial Interactionに関する研究です。

Intelligent Communicationとは、人特有のコミュニケーション行動の一つであり、自然言語や身振り手振りなどを活用して、情報を伝えあったり考えたりすること。Social Interactionとは一般的に「社会性」と呼ばれる、人同士の関係性構築・維持のための行動です。

こうした研究によって、人と信頼関係を構築し、世代間や文化間のギャップをも埋めてくれる、人間と24時間共存可能なパートナーとなる知能システムを実現します。

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Publications / 文献検索

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Licensing / ライセンシング